猫の適正飼育・マナー

ペット(猫)を飼うということは、動物の命を預かるということです。ペットたちは、私たち飼い主に癒しややすらぎをたくさん与えてくれます。ペットを飼うときは、正しいマナーやしつけを心掛けましょう。

あなたの飼い猫が、屋外へ自由に出入りしているとすると、近所の家の庭をフンで汚したり、飼い主の気付かないところで子猫が生まれる元になっている可能性があります。このような「迷惑猫」にならないように心掛けましょう。

野良猫への無責任なえさやりはやめましょう

かわいそうだからと無責任にエサだけを与えることはやめましょう。
無責任にエサを与えることは、本当に猫たちにとって幸せなことでしょうか?不幸な命を生み出さないようにすることが、私たちに求められています。

野良猫にエサを与えたら、それはもうあなたの飼い猫と見られてしまいます。

飼い主のいない猫のお世話をする方は、地域の理解を得る努力をしましょう。
エサの置きっぱなしはせず、エサ場やフン尿の掃除をこまめにしましょう。

猫のいない地域はありませんし、命のあるものは排除できません。
人にもルールやマナーがあるように、人と猫の関わりにもルールやマナーを作って、好きな人、嫌いな人にとっても住みやすい環境をつくっていくようにしましょう。

猫は室内で飼いましょう

屋外には危険がいっぱい

屋外には多くの危険が隠れています。飼い猫を外に出している飼い主は、これらの危険にさらされていることを忘れてはいけません。

近所からの苦情

フンや尿の被害、夜中の鳴き声や花壇を荒してしまう行為など、近所の方に迷惑をかけてしまう可能性があります。

市役所には、猫のフンや尿に関する苦情が多く寄せられています。どこの猫かわからず、対応できないことも多くあります。このような被害や苦情をなくすためにも、室内で飼育することは大切です。

交通事故

車との衝突など、交通事故にあってしまう猫が多くいます。毎年、数百匹の猫が車にはねられ死亡しています。

感染症

猫エイズやウイルス感染症など、屋外では感染症にかかってしまうリスクが大きくなります。

避妊・去勢の手術をしましょう

子猫が生まれることを望まない場合は、室内飼いであっても避妊・去勢手術をしましょう。病気の予防やストレスの軽減となり、繁殖のための争いや望まない妊娠を避けることができます。

メス猫は年に2回から3回発情し、1年間に20頭以上の子猫を産むこともあります。また、オス猫を自由にさせておくと、よその飼い猫や野良猫を妊娠させ、多くの子猫が生まれてしまう元にもなります。

市では、飼い猫の適正飼育補助金制度を用意しています。避妊・去勢手術に補助金が出ますので、詳しくは環境課までお問い合わせください。

終生飼養は当然です

一度飼うと決めたら、生涯世話をすることが飼い主の責任です。

飼えなくなったからといって、動物を捨てたり、置き去りにしたりすることは犯罪です。

万が一飼うことができなくなってしまったら、飼い主の責任で新しい飼い主を探しましょう。

飼い猫が産んでしまった子猫を飼えないという場合も、産ませてしまった責任があります。

捕獲・引取・処分はできません

市役所では、愛玩動物である猫の捕獲や引取はできません。

もちろん、引き取って処分することもできません。

猫の増える原因を解決せずに猫だけを排除しても問題の解決にはなりません。

この記事に関するお問い合わせ先
環境課
〒437-1692 静岡県御前崎市池新田5585番地
電話:0537-85-1162
ファックス:0537-85-1149

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更新日:2022年11月02日