安定ヨウ素剤Q&A
Q.安定ヨウ素剤とは何ですか?
A.安定ヨウ素剤とは、「ヨウ化カリウム」を飲みやすい形状にしたものです。安定ヨウ素剤を予め服用することで、甲状腺に蓄積する放射性ヨウ素を減らすことができます。 →放射性ヨウ素とは 原子力発電所で事故が起きたとき、周辺に放出される放射性物質の一つです。甲状腺に溜まる性質があります。
Q.いつ服用するのですか?
A.県と市が服用のお知らせをしてからです。「全面緊急事態」に至った時点で、原則として国の指示に基づいて、防災行政無線などでお知らせしますので、それまでは服用しないでください。 安定ヨウ素剤の効果は服用後24時間とされています。服用するタイミングによっては十分な効果が得られませんので、必ず指示に従って服用してください。
Q.副作用はどのようなものですか?
A.1回の服用で重大な副作用の発生は極めて稀ですが、症状としては嘔吐、発疹、胃痛、下痢、頭痛などが報告されています。安定ヨウ素剤の成分またはヨウ素に対し、過敏症の既往歴のある方は、副作用が発生する恐れがあるため服用できないことがあります。
Q.服用できない人は災害時にどうすれば良いですか?
A.「御前崎市原子力災害広域避難計画」により、安定ヨウ素剤の服用が不適切と判断された方や要配慮者(高齢者、障がい者、乳幼児等)は、「施設敷地緊急事態」の段階(一般の住民よりも一段階早いタイミング)で避難を実施していただくことになっています。
Q.どのくらい服用するのですか?
A.3歳以上の方は丸薬を服用します。3歳以上13歳未満は丸薬1個、13歳以上は2個を、水などと一緒に飲んでください。 生後1ヶ月以上3歳未満の方は、ゼリー剤1本を服用します。お湯やミルクなどに溶かして飲むこともできます。生後1ヶ月未満の新生児には、新生児向けのゼリー剤がありますが、服用する期間が1ヶ月と短いことから、説明会では配布対象としません。万が一の原子力災害時には、公的機関で備蓄しているものを配布します。
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更新日:2018年03月09日