県内に麻しん(はしか)患者の発生

 令和元年9月8日、藤枝市内の医療機関から中部保健所に、麻しん患者の発生について届出がありました。周囲への感染が起こる可能性がある時期に、公共交通機関を利用していたことが判明しております。
 8月25日~26日に以下の公共交通機関を利用された方で、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に相談の上、指示に従い受診してください。

表1.公共交通機関の利用状況
日時 状況
8月25日 国際線 シンガポール・チャンギ国際空港~成田国際空港
8月26日 リムジンバス 成田国際空港(10時40分)~バスタ新宿(12時40分)
JRバス関東 バスタ新宿(13時25分)   ~静岡駅(16時43分)
JR東海_静岡駅(17時30分頃)        ~藤枝駅(17時45分頃)

麻しん(はしか)について

症状

 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
 その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。

(出典:厚生労働省HPより)

感染経路

 麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われており、感染する時期は、発症の1日前から解熱後3日後までとされています。

潜伏期間

約10日~12日間

治療

特異的な根治療法はなく、対象療法を行います。

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更新日:2019年09月09日