第3次御前崎市総合計画策定方針

 「第2次御前崎市総合計画」の計画期間が令和7(2025)年度をもって満了を迎えることから、令和8(2026)年度を始期とする「第3次御前崎市総合計画」の策定に当たり、基本的な方針を示します。

計画策定の背景

 本市では、平成28(2016)年度から第2次御前崎市総合計画をスタートし、令和7(2025)年度を目標年次として、「子どもたちの夢と希望があふれるまち 御前崎」を将来都市像に掲げ、総合的なまちづくりを推進してきました。 
 この間、新型コロナウイルス感染症拡大により社会・経済情勢が大きく変化する中で、地域ブランドの育成・移住定住の促進・まちづくり・高齢者福祉・自治体DXの推進などへの迅速な対応が求められ、課題が複雑化してまいりました。 
 また、SDGsに掲げられている「誰一人取り残さない」社会の実現のためにも、自治体はそれらの課題に対し、住民ニーズに沿ったさまざまな対応策を打つことが求められています。 
 そこで、本市が策定する次期総合計画は、市の将来ビジョンを提示し、本市が直面するさまざまな政策課題を市民の皆様と解決していくとともに、協働によるまちづくりをさらに推進していくための指針となるよう策定します。

計画の策定方法についての基本的な考え方

 次期総合計画の策定に当たっては、総合的かつ長期的な見地から、適切な計画期間を設定し、地域の実情、社会経済情勢の変化などに適合するよう策定するとともに、次の事項を基本的な考え方として取り組みます。 

(1) 重点事項や優先順位が明確で、戦略性を有する計画づくり 
 将来を見据え、計画策定段階から、重点的に何に取り組むのか、何を優先していくのかを明確にするなど、戦略性を有する計画づくりを行います。 

(2) オール御前崎で取り組む計画づくり 
 市民の意見を十分に反映させるため、計画策定から推進に至るまで、多様な市民参画の機会を設け、目標や評価が市民の皆様と共有できる分かりやすい計画づくりを行います。  

(3) 実現性・実効性を考慮した計画づくり 
 人口減少・少子高齢化の影響を踏まえた将来の人口動向や、財政状況などを十分に想定し、限られた財源の中で実現性・実効性のある計画づくりを行います。 

(4) 成果による適切な進行管理が行える計画づくり 
 施策の成果を指標などにより明確に把握し、PDCAサイクルを活用した適切な進行管理や、効果的かつ効率的な事業展開を図ることができる計画づくりを行います。

計画策定に当たって配慮すべき点

次期総合計画は次の視点に配慮して計画を策定します。  

(1) 人口減少を克服し活気あふれる社会  
 将来にわたって活力ある持続可能なまちを実現するため、人口の将来展望(御前崎市人口ビジョン)の目標達成に向け、「地方創生」を推進する必要があります。 

(2) 防災・減災、国土強靭化で災害に強い社会 
 近年の大規模な地震や風水害による被害の発生や、南海トラフ巨大地震などの大規模災害が想定されているなか、市民の命と暮らしを守り抜くため、防災・減災対策の強化・充実に向けた取り組みを進める必要があります。  

(3) 自治体DXを推進し誰もが暮らしやすい社会 
 少子高齢化により自治体サービスにかかるコストの増大が予想されるなか、最新のデジタルテクノロジーを活用し、自治体の業務プロセスや、提供する公共サービスの変革が求められています。  

(4) GXで環境にやさしい社会 
 御前崎市「ゼロカーボンシティ」宣言の実現に向け、市民、事業者、行政が一体となってカーボンニュートラルへの取り組みを進める必要があります。

(5) 持続可能な自治体経営  
 市民が将来にわたって安定的な行政サービスを受けられるようにするため、財政運営に経営の視点を取り入れ、安定した歳入を確保するとともに、新たな財源確保に取り組んでいく必要があります。

計画の構成・期間

1.基本構想

 基本構想は、御前崎市が目指す将来都市像、基本目標、施策の基本方針など、まちづくりに取り組むための基本的な考え方を示すものです。

●目標年次:2033年度(令和15年度)

決定版

令和7年3月に「第3次御前崎市総合計画基本構想(第2編 基本構想)」が決定しました。令和7年9月時点の最新版は、次のファイルをご参照ください。

※決定している内容は、第2編 基本構想のみです。

第3次御前崎市総合計画(PDFファイル:2.2MB)

2.基本計画

 基本計画は、基本構想に掲げた施策の基本方針に沿って、取り組むべき施策を総合的に示すものです。

●前期基本計画:2026年度(令和8年度)~2029年度(令和11年度)

●後期基本計画:2030年度(令和12年度)~2033年度(令和15年度)

3.実施計画

 実施計画は、基本計画に沿って具体的な事業を定めるものです。この計画は別途作成し、目標年度を見据えたうえで、計画期間を3年間として毎年度ローリング方式により見直していきます。

総合計画の構成と期間

計画策定体制

 第3次御前崎市総合計画は、幅広い市民の声の反映に努め、協働による計画づくりに取り組みます。

(1)市民参加等

  1. 市民(中高生も含む)アンケートの実施
  2. 市民(中高生も含む)ワークショップの実施
  3. パブリックコメントの実施

(2)議会・諮問機関等

  1. 御前崎市議会
  2. 御前崎市総合計画審議会
  3. 御前崎市まち・ひと・しごと創生有識者会議
  4. その他

(3)庁内体制

  1. 総合計画策定委員会(仮称)
  2. 総合計画策定部会(仮称)
  3. 職員ワークショップ

策定スケジュール

総合計画策定スケジュール

参考リンク

この記事に関するお問い合わせ先

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電話:0537-85-1161
ファックス:0537-85-1137

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更新日:2025年10月17日