省エネ生活をしてみましょう

省エネってなに?


省エネとは、「省エネルギー」を省略した言葉です。

私たちが毎日の生活の中で利用しているエネルギーの無駄をなくし、上手に使うことを目指します。

エネルギーとは電気やガス、ガソリンなど日常的に利用しているものと、それを作るために必要な石油、石炭、天然ガスなどの資源を指します。
 

なぜ省エネをする必要があるの?

限りある資源を大切にして、エネルギーを上手に使うということだけではなく、「地球を守ること」にも役立ちます。

電気やガス、ガソリンを作ったり、機械や乗り物を動かしたりするためには、石油や石炭、天然ガスなどを大量に燃やす必要があります。 

資源を燃やすと、「二酸化炭素」などの「温室効果ガス」が発生します。

「温室効果ガス」が増えることで、地球全体があたたかくなっていく「地球温暖化」が進んで、人間や動物、植物がこれまで通りに生きていけなくなってしまいます。

家庭の節電メニュー

まず、身近なところから、できるものから始めてみませんか。
省エネを実践すると、二酸化炭素(CO2)排出量の削減のほか、光熱費の節約にもつながります。

省エネのための3つのヒケツ


省エネ型の機器を選ぶ

 家電製品は最新のモデルほど省エネ効果が高くなっています。古い型を使い続けるよりも、思い切って買い替えた方が電気料金のうえでもおトクな場合があります。

無駄遣いをなくす

”スイッチをこまめに切る”、”プラグをコンセントから抜く”、”冷暖房は適温で”、など、細かな工夫の積み重ねが大きな省エネ効果につながります。

 

家をまるごと省エネ化する

冷暖房に使う電気を節約するには、熱が外に逃げにくい「高気密・高断熱化」するのが最も効果的です。新築・改築の際にはぜひご検討ください。

家庭における家電製品の電力消費割合は、「冷蔵庫」「照明」「テレビ」「エアコン」の4つで5割以上を占めています!

これらの家電製品の使い方に気を配ることで、効率よい省エネが実現できます。

出典:全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイトより
令和3年度家庭部門のCO2排出実態調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書世帯当たり年間消費量の機器別構成(2019年度)

エアコンの省エネ!

古いエアコンは買い替えで電気代が節約できます。買い替えどきの目安は10年。エアコンの平均使用年数は13.5年で、メーカーが定めるエアコンの標準使用期間は10年なので、10年以上同じエアコンを使っている方は、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

エアコン

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

夏の冷房時の室温は28℃を目安に。
外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合(使用時間:9時間/日)

30.24kwh

約820円

冬の暖房時の室温は20℃を目安に。
外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)

53.08kwh

約1,430円

暖房は必要なときだけつける。
暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃)

40.73kwh

約1,100円

フィルターを月に1回か2回清掃。
フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較

31.95kwh

約860円

 

省エネで長寿命のLED照明!

最新の照明器具は、省エネ性能に優れ、電気代もお得です。LEDシーリングライトは電気代が節約できるほか、蛍光灯に比べて約6.7倍長持ちするため、光源を交換する手間も省けて便利です。消費電力は一般電球の約1/6です。約9ヶ月程度で元が取れます。
 

照明

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

電球形蛍光ランプに取り替える。
54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換した場合
(年間2,000時間使用)

84.00kwh

約2,270円

電球形LEDランプに取り替える。
54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換した場合
(年間2,000時間使用)

90.00kwh

約2,430円

蛍光ランプ
12Wの蛍光ランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

4.38kwh

約120円

白熱電球
54Wの白熱電球1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

19.71kwh

約530円

電球形LEDランプ
9Wの電球形LEDランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

3.29kwh

約90円

 

最新のテレビには、様々な省エネ機能が搭載されています!

最近のテレビは省エネ機能を搭載したものなどが増えています。消費電力量が低く抑えられるなどの省エネ化が年々進んでいます。もし、10年前に購入したテレビなら、省エネ機能を搭載した新しいものに買い替えることで電気代も安くなります。

テレビ

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

テレビを見ないときは消す。
1日1時間テレビ(32V型)を見る時間を減らした場合

16.79kwh

約450円

画面は明るすぎないように。
テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合

27.10kwh

約730円

 

パソコンの消費電力をあなどるなかれ!

毎日使う方や1回の使用時間が長い方は、思っている以上に電力を使っているかもしれません。デスクトップ型とノート型ではデスクトップ型の消費電力が大きく、ノート型の2~5倍の電力を消費します。
パソコンは長時間使っていると熱を持つようになり、その熱を下げるために電力を消費してしまいます。パソコン周辺には物を置かず、風通しを良くしておくだけで消費電力を抑えることができます。

パソコン

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

使わない時は電源を切る。1日1時間利用時間を短縮した場合
・デスクトップ型の場合
・ノートパソコンの場合

31.57kwh

5.48kwh

約850円

約150円

電源オプションを「モニタの電源をOFF」から「システムスタンバイ」にした場合(3.25時間/週、52週)
・デスクトップ型の場合
・ノートパソコンの場合

12.57kwh

1.50kwh

約340円

約40円

 

掃除機をかける前のひと手間で、省エネ&もっとキレイに!

部屋の整理整頓をしておくことで、片づけながらの掃除機かけよりも掃除機をかける時間が減り、省エネにつながります。
じゅうたんは「強」、フローリングは「弱」と吸い込みパワーを使い分けましょう。

掃除機

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

部屋を片付けてから掃除機をかける。
利用する時間を、1日1分短縮した場合

5.45kwh

約150円

パック式は適宜取り替えを。
パックいっぱいにゴミが詰まった状態と、未使用のパックの比較

1.55kwh

約40円

 

家族の人数やライフスタイルに合った容量を選ぶことが省エネにつながる!

冷蔵庫は24時間365日稼働しているので、効率の高いものを選ぶだけで家庭全体の消費電力量の削減に大きな効果があります。ライフスタイルや家族の人数に合った容量を選びましょう。

冷蔵庫

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

ものを詰め込みすぎない。
詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較

43.84kwh

約1,180円

無駄な開閉はしない。

10.40kwh

約280円

開けている時間を短く。
開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合の比較

6.10kwh

約160円

設定温度は適切に。
設定温度を「強」から「中」にした場合(周囲温度22℃)

61.72kwh

約1,670円

壁から適切な間隔で設置。
上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合の比較

45.08kwh

約1,220円

 

省エネ性能に優れた温水洗浄便座は、電気料金がおトクになるだけでなくCO2削減にも繋がる!

温水を保温する貯湯式、使用時に温める瞬間式などの機能を選ぶことで省エネになります。就寝前や外出時にタイマー節電すると、一定時間(約8時間)暖房便座や温水タンクへの通電を停止し節電することができます。

温水洗浄便座

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

使わないときはフタを閉める。
フタを閉めた場合と、開けっぱなしの場合の比較(貯湯式)

34.90kwh

約940円

暖房便座の温度は低めに。
便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)(冷房期間はオフ)

26.40kwh

約710円

洗浄水の温度は低めに。
洗浄水の温度設定を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)
※暖房期間:周囲温度11℃ 中間期:周囲温度18℃ 冷房期間:周囲温度26℃

13.80kwh

約370円

 

省エネが実現できる洗濯機で地球にも家庭にも優しい洗濯を!

省エネ性能に優れた洗濯機を使用すれば、1回にかかる水道代や電気代が安く済んで、節約やコスパ向上に繋がります。近年は、洗濯物、衣類の量や質をセンサーで自動的に検知して、適量の水分と時間で洗濯してくれる省エネ機能もあります。

洗濯乾燥機

 

削減電力量
(一般的機器利用)

節約額
(年間)

洗濯物はまとめ洗いを。
少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯機の容量に合わせて、洗濯回数を少なくしたほうが省エネにつながります。
定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の4割を入れて洗う場合と、8割を入れて洗う回数を半分にした場合の比較

5.88kwh

約155円

まとめて乾燥し、回数を減らす。
定格容量(5kg)の8割を入れて2日に1回使用した場合と、4割ずつに分けて毎日使用した場合の比較

41.98kwh

約1,110円

自然乾燥を併用する。
自然乾燥8時間後、未乾燥のものを補助乾燥する場合と乾燥機のみで乾燥させる場合の比較(2日に1回使用)

394.57kwh

約10,440円

 

水を沸かすよりも、お湯をためる方が省エネ!

浴槽に水をためて沸かすよりも、お湯をためる方が省エネにつながります。
必ずフタをしましょう。フタをしないと、浴槽にためたお湯から、どんどん熱が逃げます。使用しない時は、リモコンのスイッチを切りましょう。シャワーを1分間使うと12Lのお湯が流れます。家族4人が4分ずつシャワーを使うと、浴槽1杯分とほぼ同じになります。

風呂給湯器

 

省エネ量
(年間)

節約額
(年間)

入浴は間隔をあけずに。
2時間の放置により4.5℃低下した湯(200L)を追い焚きする場合(1回/日)

ガス 38.20m³

約6,190円

シャワーは不必要に流したままにしない。
45℃の湯を流す時間を1分間短縮した場合

ガス 12.78m³

水道 4.38m³

約2,070円

約1,140円

 

低燃費、低排出ガス車を利用しましょう!

新車を買う時は、燃費の良い経済車を選びましょう。電気自動車やプラグイン・ハイブリッド自動車、クリーンディーゼル自動車などの次世代自動車を積極的に選びたいですね。運転マナーに関することは、すべて省エネ行動に通じます。
急発進・急加速は事故のもとであり、エンジンにも負担をかけます。空ぶかしは歩行者への迷惑であると同時に、燃料の無駄使い、大気汚染のもとです。

自動車

 

ガソリン省エネ量
(年間)

節約額
(年間)

ふんわりアクセルeスタート
5秒間で20km/h程度に加速した場合。

83.57L

約11,950円

加減速の少ない運転

29.29L

約4,190円

早めのアクセルオフ

18.09L

約2,590円

アイドリングストップ
5秒の停止で、アイドリングストップ。短い時間のエンジン停止でも省エネ効果があります。

17.33L

約2,480円

 

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト

経済産業省家庭向け省エネ関連情報「無理のない省エネ節約」をもとに作成

 

「省エネ」で毎月の電気代やガス代を節約できる!

電気・ガスなどのエネルギーを無駄なく使って省エネすれば、毎月の電気代・ガス代など光熱費の節約につながります。

チェックシートを使って節電メニューに挑戦してみましょう!

この記事に関するお問い合わせ先
エネルギー政策課
〒437-1692 静岡県御前崎市池新田5585番地
電話:0537-85-1134
ファックス:0537-85-1137

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更新日:2022年10月11日