蚊が媒介する感染症について

ジカウイルス感染症は、中南米を中心に流行しており、妊婦が感染した場合、胎児が小頭症を発症するリスクが指摘されています。また、デング熱は、東南アジア・中南米・アフリカなど熱帯・亜熱帯地域で主に発生しています。現在、国内で流行している地域はありませんので、蚊に刺されただけで過分に心配する必要はありませんが、感染予防に努めましょう。

主な感染症

ジカウイルス感染症

  • 国内では、ヤブカの一種「ヒトスジシマカ」が媒介します。
  • 基本的にヒト→蚊→ヒトの感染経路をとりますが、妊婦が感染した場合に胎児が感染する胎内感染や、稀なケースとして、性行為による感染が指摘されています。
  • 蚊から蚊へウイルスが媒介されることはなく、国内では卵を介して次世代にウイルスが伝わることも報告されたことがありません。
  • 令和元年10月に県内でジカウイルス感染症の感染情報が1件ありました。

デング熱

  • 国内では、ヤブカの一種「ヒトスジシマカ」が媒介します。
  • ヒト→蚊→ヒトの感染経路をとり、ヒトからヒトへ感染することはありません。
  • 蚊から蚊へウイルスが媒介されることはなく、国内では卵を介して次世代にウイルスが伝わることも報告されたことがありません。
  • 平成26年に70年ぶりに国内での感染事例がありました。

感染予防

蚊にさされないようにしましょう

  • 屋外で活動する際には、長袖・長ズボンを着用する。素足やサンダルを避けるなど、肌の露出を少なくしましょう。
  • 虫よけ剤を使用しましょう。虫よけ剤は、効果のある時間が限られています。長時間屋外で活動する際は、こまめに使用しましょう。
  • 蚊が室内に入らないように、ドアや窓の開け閉めを減らし、網戸を使用しましょう。

蚊の発生を抑えましょう

  • ヒトスジシマカは、タイヤの溜まった水、鉢植えの皿など、少しの水が溜まる場所で発生します。屋外に雨水等が長時間溜まるものを置かないようにしましょう。
  • 屋内の花瓶の水などは、最低週1回は換えましょう。

流行国への渡航について

  • 海外の流行地へ渡航する際には蚊に刺されないよう十分気を付け、帰国後、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください。
  • 妊婦及び妊娠を希望予定の方はジカウイルス感染症の流行国・地域への渡航及び滞在は可能な限りお控えください。

関連リンク

ジカウイルス感染症に関する情報デング熱に関する情報
この記事に関するお問い合わせ先
健康づくり課
〒437-1692 静岡県御前崎市池新田5585番地
電話:0537-85-1123
ファックス:0537-29-8731

メールでのお問い合わせはこちら

更新日:2019年11月11日