脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)について
交通事故やスポーツ外傷、転倒など体への強い衝撃等により、脳脊髄を覆っている膜が損傷を受け、脳脊髄液が漏れ出し、減少することによって、頭痛やめまい、吐き気などの症状に慢性的に苦しめられる病気です。
- いつでも、誰でも、日常的な出来事によって起こりえます。
- 体を起こした状態だと悪化する傾向があり、気圧の変化を受けやすいと言われています。
- 診断や治療に長い期間が必要な場合があります。
- 症状に合わせ、かかりつけの病院へ受診してください。
- 改善しない場合は、専門医のいる脳神経外科、または整形外科へ受診してください。
症状
- 頭痛、めまい、吐き気
- 首、背中、腰の痛み
- 視力低下、聴力低下、耳鳴り、のどや顔面の違和感
- 微熱、体温調整障害、動悸、呼吸困難、腹痛、下痢、便秘
- 集中力、記憶力、思考力の低下、睡眠障害など
検査・治療方法
医療機関において、脳・脊髄MRI、CT等の検査を行います。
脳脊髄減少症の治療法の1つとして、硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)療法があります。この治療法は平成28年4月から保険適用となっています。
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更新日:2019年02月25日