手足口病について
手足口病は、乳幼児を中心に手や足、口腔粘膜などに現れる水泡性の発疹を主症状としたエンテロウイルス属による感染症です。
感染予防に努めましょう。
症状
- 患者の約半数が2歳以下の乳幼児ですが、大人でも感染することがあります。
- 3日から5日の潜伏期をおいて、口の中、手のひら、足の裏や甲などに水泡性発疹が現れます。
- 発熱は高くても38℃程度で、発熱しないこともあります。
- のどや口内の痛み、それに伴う食欲不振がみられることがあります。
- まれに髄膜炎や脳炎などを合併し、重症化することもありますが、通常は軽症で、数日間のうちに自然に治る病気です。
感染予防
- エンテロウイルスは、感染した人の唾液や便の中に出てくるため、それらに触れた手指や(接触感染)、咳、くしゃみ(飛沫感染)によってウイルスが口や鼻に入ることで感染します。手洗いを励行するとともに、排泄物を適切に処理することが大切です。(ウイルスの便への排出は、治癒後も3~4週間続きます。)
- 口内に病変がある場合には、飲食に痛みを伴い、食欲不振となることがあります。刺激を避けるため、軟らかめで薄味の食事にしたり、少量ずつでも食べる等、水分補給、栄養補給に努めましょう。
- 高熱、嘔吐、頭痛といった症状や、意識がはっきりしない、水分がとれず、ぐったりしているなどの状態のときは、すぐに医療機関を受診してください。
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手足口病に関する情報
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更新日:2019年08月05日