新火葬場整備に向けて

現火葬場「南遠地区聖苑」の現状

本市の火葬業務は、牧之原市御前崎市広域施設組合(以下「牧御組合」という。)で共同運営しています。現火葬場(牧之原市菅ケ谷)は、昭和56年の竣工から40年以上が経過しており、老朽化が進んでいることから、長期的な展望に基づいた対策が求められています。

新火葬場整備にむけた協議

<これまでの経過>

・平成28年11月、本市は、牧之原市に対し、火葬業務については牧御組合を離脱し、単独運営をしていく旨の意向を示しました。

・平成30年には、御前崎市火葬場建設候補地検討委員会を設置し、施設の候補地案を選定しましたが、合意形成が図れませんでした。

・令和2年10月、本市は単独運営を断念し、牧之原市と吉田町の協議(※1)に参加する意向を示し、本市、牧之原市及び吉田町(以下「2市1町」という。)の住民の皆さんが利用する新たな火葬場整備について協議を重ねてきました。

 ※1…牧之原市と吉田町は、新火葬場を牧之原市内に整備し、運営は吉田町牧之原市広域施設組合(以下「吉牧組合」という。)が行うことで合意がされ、整備に向けた協議を進めていました。

 <広域的な新火葬場の整備に向けて>

 新火葬場整備に関する基本的事項の協議が整ったことから、令和6年2月22日に牧之原市との間で「新火葬場整備等に伴う覚書」を締結しました。

 火葬業務については、吉牧組合が運営し、本市は吉牧組合に委託します。

   整備地 牧之原市(川崎区内)

   利用対象者 2市1町の住民

▶下記のURLより、「整備地」(上段の地図)をご参照ください。

https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/material/files/group/1/2404_23.pdf

新火葬場の整備主体等

新火葬場の整備の実施設計前(※2)までの業務は、整備地がある牧之原市が行います。また、実施設計以後の業務は、吉牧組合が行うこととしています。本市は、その経費の一部を負担します。

 ※2…実施設計前までの業務とは、基本計画策定等調査業務委託料、用地測量業務委託料、地形測量業務委託料、火葬炉設備業者選定支援業務委託料、新火葬場基本設計業務委託料(造成設計業務委託含む。)、地質調査業務委託料、環境影響調査業務委託料、都市計画決定図書作成業務委託料など

建設費等の費用負担

2市1町における今後の死亡者の推計やこれまでの火葬件数などを考慮し、次のとおりとしました。

牧御組合と吉牧組合は、人口規模が同等であることから建設費の負担割合を【牧御組合50%・吉牧組合50%】としています。牧御組合が負担する50%のうち、本市と牧之原市の負担割合は【人口割】とし、本市が負担する割合は、建設費の約30%となります。

▶下記のURLより、「2市1町で建設した場合と市単独で建設した場合の建設費の比較」(中段の図)をご参照ください。

https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/material/files/group/1/2404_23.pdf

■新火葬場整備に伴い、本市と吉田町は牧之原市に対し、地域振興事業費を負担します。(本市の負担額は1億5千万円)

※地域振興事業とは補償費に代わるもので、新火葬場の整備区域および隣接地域内で地域の課題解決などのために実施する事業

今後のスケジュール(予定)

※状況によって変更になる場合があります。

年度

内容

事業主体

令和6年度

用地測量および地形測量調査、火葬炉の選定

牧之原市

令和6年度

~7年度

設計事業者の選定(基本設計と実施設計)

基本設計、地質調査、環境影響調査

令和7年度

~8年度

実施設計

吉牧組合

都市計画決定の手続き

牧之原市

令和8年度

用地買収

令和9年度

~10年度

工事(造成工事、建築工事)

吉牧組合

令和11年度

供用開始

更新日:2024年08月22日