太陽熱利用システムについて

太陽熱利用システムとは

太陽熱利用システムは「再生可能エネルギー」の一つで、太陽の熱を使って温水や温風を作り、給湯や冷暖房に利用するシステムです。

国内で最も普及しているのは、戸建住宅用太陽熱温水器ですが、ホテル、病院、福祉施設など業務用建物でも使用されています。

太陽熱利用システム 流れ

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/attaka_eco/system/index.html)

太陽熱利用システムの種類

種類 機器の構成 利用方法
給湯システム 太陽熱を集める集熱器、温水を貯める貯湯槽、追い焚きを行うボイラー 一般的に給湯温度が50~60℃と年間を通して使用温度が比較的低温でよいため、太陽熱利用に最も適しています。
給湯・暖房システム 集熱器、貯湯槽、ボイラー、放熱器 貯湯槽から温水を循環させて床暖房などに利用されています。給湯とセットで利用することで年間を通じて太陽熱を利用することが可能です。
給湯・冷暖房システム 集熱器、蓄熱槽、ボイラー、吸収式冷凍機等 集熱器によって集めた太陽熱を吸収式冷凍機に投入することによって、太陽熱の冷房への利用も可能です。給湯暖房と組み合わせて使用することで、余剰熱を有効に利用して、設備の稼働率を向上させることができます。
温風集熱システム 集熱器、貯湯槽、ボイラー 空気を熱媒体とした温風集熱方式は、屋根等に集熱器を設置して暖められた空気を屋根裏や建物外壁にファンを用いて循環させ、暖房に利用する仕組みです。システム内に熱交換器を組み込んで給湯を行うことも可能です。

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/attaka_eco/system/main.html)

メリット

1.エネルギー源がなくならない

太陽の熱を利用するため、太陽がある限りエネルギー源が枯渇することはありません。

2.二酸化炭素を出さない

石炭などの化石燃料を燃やさないため、二酸化炭素を出しません。

3.ガス代が削減できる

太陽の熱を利用するため、温水を作るときにガスを使いません。

デメリット

1.時間帯や天候に左右される

 太陽の出ていない夜間や、雨や曇りなど天候の悪い日には温水や温風を作ることができません。

新エネルギー・省エネルギー機器導入促進補助金

御前崎市では、環境への負担の少ないエネルギーの利用を促進し、地球温暖化の防止を図るため、太陽熱利用システムなどを導入される方に対して補助金を交付しています。

この記事に関するお問い合わせ先
エネルギー政策課
〒437-1692 静岡県御前崎市池新田5585番地
電話:0537-85-1134
ファックス:0537-85-1137

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更新日:2023年05月31日