御前崎のウミガメ保護活動について
アカウミガメは国際的な絶滅危惧種として指定されています。御前崎市は、まとまった数のウミガメが産卵のために上陸してくる日本の北限として貴重な場所であるため、国の天然記念物として指定を受けています。そのため、市教育委員会より8名をウミガメ保護監視員に委嘱し、保護活動を行っています。
ウミガメ保護活動における御協力について
御前崎市は5月15日から8月31日まで市内海岸での巡視活動を行っております。
ウミガメの保護の観点から下記の禁止事項への遵守をお願いします。
1.個人での巡視活動
ウミガメ上陸及び産卵を目的とした個人での観察や立ち入りは御遠慮お願いします。
無秩序な産卵地での観察及び立ち入りにつきましては、親ガメに悪影響を与える恐れがあります。
2.親ガメ及び卵の接触
ウミガメを捕獲したり、産まれた卵を採取することは条例等で禁止されています。
違反された場合、罰則が科せられることがありますので、御承知おきください。
3.カメラ、ビデオでの撮影行為や不必要な人工灯光
親ガメは些細な刺激で産卵を諦めてしまうことがあります。
産卵の時間帯に砂浜を訪れる際には、御協力をお願いします。
もしもウミガメを発見した場合
日中市内海岸にて、ウミガメを発見した際は特に連絡は不要です。
前述のように接触しないよう御協力をお願いします。
一方で、外傷を負ったウミガメや死骸を発見した際には、下記連絡先に御連絡いただけると幸いです。
ウミガメをもっと知りたい
ウミガメの生態や御前崎市の保護活動の軌跡等については下記データを御参照ください。
また、学術研究等によるウミガメ保護見学につきましては、下記連絡先まで御相談ください。
令和6年度の初産卵
令和6年5月22日(水曜日)に浜岡海岸(白砂公園周辺)でウミガメの初産卵が確認されました。計114個、の卵が産み落とされ、その後下岬海岸のふ化場に運び入れました。
ふ化については、例年8月上旬に観測される予定です。
令和6年度の初ふ化
令和6年8月1日(木曜日)に浜岡海岸で初産卵した卵がふ化し、23頭の元気な子ガメたちを確認することができました。
ふ化した子ガメたちについては、その後浜岡海岸に放流され、大海原へ旅立っていきました。
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更新日:2024年08月05日